JIFU travel(ジフトラベル)、日本には2019年初夏に入ってきたばかりのサービスです。
まだまだ知名度では競合に及びませんが、少しずつ存在感が出てきていますよね。

JIFU travelというと、やはり「世界最安でホテル予約ができる!」この点が一番魅力だと思います。

ただ、各社がしのぎを削っているなか…

なぜ、JIFU travelだけが、これほどの安い価格を実現できるのでしょうか。

今回の記事ではJIFUの安さの秘密を、まさに丸かぶりの競合トリバゴ(Trivago)と比較して紹介してみたいと思います。

JIFU travel(ジフトラベル)がトリバゴより安い2つの理屈

①キャッシュポイントの違いと独占市場

キャッシュポイントの違い

そもそもJIFU travelと、トリバゴを始めとする競合他社は、どこで会社としての利益を出すかの考え方が違います。

次の図をご覧ください。

 上のラインがトリバゴで、下のラインがJIFU travel(ジフトラベル)です。

旅行業界には、業者だけが利用することのできる、ホテル情報のデータベースが存在します。
それが、図で言うところの「旅行の卸売市場」というところですね。

このデータベースには、ホテルAが登録した宿泊代金の卸売価格が掲載されているわけです。
この時点では、トリバゴであろうと、JIFU travelであろうと、どちらも1泊20,000円で差がないという状態です。

そして、トリバゴの場合、この卸売価格に自分たちの利益を乗せて販売します。
こちらの例の場合、卸売価格の1泊20,000に、10,000円の利益を乗せて、30,000円で私たちに販売しています。

一方で、JIFU travelの場合、このデータベースに登録されている卸売価格のままで私たちに販売しています。
JIFUの取り分をこの段階では一切乗せていないので、販売価格は20,000円のままです。

では、JIFUはどこで利益を得ているのでしょうか。

それが、会員費です。

JIFUは、会員費…つまり、その初回登録費および月会費を、会社の利益としているのです。

ここまでが両者のキャッシュポイントの違いです。

ただ、これだけではキャッシュポイントが異なるだけで、トリバゴよりJIFUがなぜ安いかの説明ができていませんね。
そのカギは、ホテル予約業界の特異な市場にあるのです。

ホテル予約業界は実は寡占市場

実は、ホテル予約業界というのは特異な市場です。

トリバゴをはじめ、エクスペディア、プライスライン、アゴダ、ホテルズドットコム、ブッキングドットコム…

日本でも有名なサービスがたくさんありますよね。
私もパっと思いつくだけでこれだけ挙げられました。

一見、とても競争の激しい市場に見えるかと思います。

しかし、トリバゴやホテルズドットコム、エクスペディアは同じ会社なんです。
アゴダやブッキングドットコム、プライスラインも同じ会社です。

実は、ホテル予約業界はエクスペディアを中心とした企業グループと、プライスラインを中心とした企業グループの2社に大別されるんです。

つまり、大手2社による寡占市場なのです。

私たちは、たくさんのサイト、サービスがあるので、見逃してしまいがちなのですが、いわば、「架空の価格競争を見せられている状態」なのです。
大手2社による寡占市場なのですから、価格競争などほとんど起こりません。

2社は自分たちの好きなように利益を乗せてボロ儲けしているのが実際のところです。

あなたは10年前、エクスペディアをご存知でしたか?
恐らくほとんどの方は知らなかったとお答えになるのではないかと思います。

それが今や1兆円を超える売上を叩き出す、超有名・超巨大企業になっているのです。
モノがあるサービスではないですから、その利益も莫大なものであることがご理解いただけると思います。

そして、これが意味するところは、彼らがいかに短期間で大きな利益を出し、本当にボロいビジネスをしているかということです(笑)

JIFUは、会社を回すための最低限の利益として、会員費を取っています。

しかし、ご存知のとおり、その会員費は非常に良心的な価格設定になっています。

JIFUユーザー会員の初回登録費は$50、月会費は$25で、いつでも退会することが可能です。
年間通して利用したとして、初年度は年間$350、2年目以降は月会費のみとなるので$300ですが、これは年にホテルに3泊以上するような方は、ほぼ元が取れる水準です。

また、旅行などで、少し高めの良いホテルに泊まった場合などは1泊で元が取れてしまうこともあります。

実際、適当に検索をかけてみると、トリバゴで1泊80,000円の高級なハワイのホテルが、JIFUでは1泊30,000円というものがありました。

例えば、このホテルに泊まる場合は、50,000円…つまり、JIFUの有料会員になることで$500分くらい節約できていますよね。
年会費が$300ですから、1泊しただけで、既に$200も浮かすことができています。

これまでのトリバゴなどのサービスでは、この$200の部分は、彼らが利益として持っていっていた部分ですよね?

このように、JIFUは必要以上の利益を乗せないユーザー目線のサービスになっているので、非常に価格が安いのです。

②マーケティング手法の違い

マーケティングの手法も大きく違います。

JIFUはお金をほとんどかけずに口コミで広めるスタイルです。

トリバゴはお金をガンガン使って広告で広めるスタイルです。

ナタリー・エモンズさんという日本語が非常に達者な白人女性のコマーシャルは、きっとあなたもご覧になられたことがあるのではないでしょうか。
私はあまりテレビ自体を見ないので、最近の傾向はわからないのですが、一時期ものすごい量のコマーシャルが出ていましたよね。

これらマーケティング手法は一長一短あると思いますが、トリバゴはお金をかけているのです。
この広告費用は、当然、私たちが予約するホテルの販売代金に上乗せされています。

JIFUは「世界最安のホテル予約サービス」という強みを活かした、口コミやアフィリエイトによる紹介がメインです。
アフィリエイターに支払われる報酬は当然ありますが、テレビコマーシャルなどのマス広告を出すのとでは、かかる費用が全然違います。

広告費の上乗せ幅が小さいことも、JIFUの価格競争力を確実に高めています。